44年ぶりの修学旅行

  平成19年 5月11日から2泊3日で、浅井君、五島君、田中君とミニ修学
 旅行ということで、別府地獄めぐりをはじめ、杖立温泉、阿蘇山、熊本城、水
 前寺成趣園、玉名温泉を44年ぶりに訪れました。
   中学校の修学旅行は、昭和38年5月22日から27日までの5泊6日で実
 施されました。往きが関西汽船の豪華客船「くれない丸」、帰りは夜行急行列
 車「玄海」でしたが、今回は時間の都合上往復飛行機を利用しました。わずか
 1時間半で九州に着き、当時とは隔世の感があります。幸い好天に恵まれ楽
 しい旅行となりました。
 

 
 別府地獄めぐり
   
   別府地獄は、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白
 池地獄、血の池地獄、龍巻地獄と全部で8箇所あります。修学旅行では、血の
 池地獄、龍巻地獄、鬼石坊主地獄を見たのは覚えていますが、全部巡ったか
 覚えていません。
  今回はタクシーの運転手さんの薦めもあり、海地獄に行きました。地獄組合
 のパンフレットでは、「神秘的で涼しげなコバルトブルーの池・・・。じっとみてい
 ると海のようですが、実は摂氏98度もあるそうです。今から1200年前に鶴見
 岳の爆発によってできました。」とあります。写真からその雰囲気が伝わってき
 ます。
  
 


 
九重“夢”大吊橋

   杖立温泉に向かう途中に、運転手さんは日本一の大吊橋に案内してくれま
  した。長さ390m、高さ173mが日本一で、標高777mから望む360度のパ
 ノラマがうたい文句です。平成18年10月30日に営業開始して、今年の9月17
 日に入場者が200万人を突破しました。当初は年間30万人を見込んでいたそ
 うですが、大変な盛況ぶりです。当日も、ウイークデーにもかかわらず、沢山の人
 が訪れていました。ちなみに、総工事費約20億円、通行料は大人500円です。

 



 杖立温泉

   杖立温泉は、筑後川の最上流に静かに湯煙りを上げる温泉です。修学旅行
 のときに見た深山幽谷の景色をもう一度見たくて訪れました。写真は旅館の部
 屋から上流と下流の方に向けて写しましたが、渓谷美は当時と変わっていない
 と思 いました。宿は勿論、当時泊まった「ひぜんや」です。ただ、建物は建て替
 えられていました。幾つ かの露天風呂を楽しめますが、その一つに杖立温泉の
 由来を詠んだ歌が書いてありました。
    「湯に入りて病なおればすがりてし杖立ておいて帰る諸人」 弘法大師
 
 
          <田中君撮影>