附 中 校 舎

  <正門>
     下の写真は、15期生の卒業アルバムの見開きに掲載されている。
     桜が咲いており、国旗が立てられているので、多分18期生の入学式
    に撮られたものであろう。木造の校舎時代の雰囲気がよくとらえられて
    いる。
     中央の校舎は昭和28年に建てられたもので、当時流行った南欧風
    のデザインが取り入れられている。1階は教官室、2階は3年生の教室
    となっていた。教室の暖房はなく、生徒50人(当時の1クラスの平均)の
    人いきれで結構暖かかったものである。
     右に少し見えている校舎は、昭和26年に建てられたもので、1階が1
    年、2階が2年の教室があった。写真に見えている教室は、視聴覚教室
    で、社会の授業が時たまここであった。
     左の校舎は理科室で、昭和27年に建てられた。実験のときは、ここで
    授業があった。 
     この校舎も昭和39年から40年にかけて取り壊され、現在の鉄筋の校
    舎になり、15年足らずの生涯を閉じた。
     

  <中庭>
     この写真も卒業アルバムに載せられていたもので、中央棟と南棟(理科
    室)の間の中庭を撮っている。放課後であろうか、下校の生徒が写っている
   が、その背中がどことなく印象的である。