附 小 の 校 歌



<校歌の思い出>

  附小の校歌は、我々61期生が6年生になるまでは制定
されておらず、それまでは「希望の虹」という歌に「ぼくらは
仲よし附属の子供・・・」という歌詞をはめこんで便宜的に
歌われていた。
  しかし、創立60周年記念行事の一つとして、校歌が制定
されることになり、明珍昇氏が作詞、山中二朗氏が作曲され
た歌を、田中万美子氏の独唱によりソノシートに吹き込まれ
関係者に配られた。
  大変すがすがしい、スマートな歌で、40年以上経った今
でも古臭さは感じない。また、歌詞の中に校名が入ってい
ないのが特徴である。
  発表会は昭和35年10月9日に附中体育館で行われ、
当日も田中万美子氏の美声を聞かせていただいたことを覚
えている。
  61期生は、その年の10月19日からの修学旅行に先立
ち、担任の先生から「修学旅行に行くと、バスガイドさんか
ら降車前に校歌を歌ってくださいといわれるが、附小は今
まで校歌を作らなかったので、歌えなかった。しかし、今回
からは歌えるようになった」と言われた。旅行最後の日に、
皆で力いっぱい歌ったことを覚えている。おそらく、61期生
が最初に対外的に発表したのではなかろうか。